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「…そうなんだ」 もう一度美月の方を見る。 深い眠りに入っているのか、起きそうな気配など感じられない。 レンはこの世界と今の現状を、改めて整理ができた。 …そしてソウに視線を戻すと、目の前でニコニコしていて『同性』という事もあるのか、不安が薄くなっていくのがわかった。 「ソウ…って、じゃぁ何の子なの??」 「私ですか?私は『雲』から生まれました。なので、雨や雪…温度調節や作物などのお手伝いをしています」 「へぇーソウってすごいんだね」 「いえいえ、ある時には邪魔になるやもしれません」 ソウは顔を少し隠す様に、右手を振った。
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