1人が本棚に入れています
本棚に追加
小さな頭に小さい体
歩くたびにふわふわ
髪が揺れ動く
スタスタスタスタスタ…
長い廊下から吸い込まれそうになるほどに
レンは奈々についていく。
香水なのか
ポプリの香りなのか
…すごく
いい香りがした。
「こちらです…」
目線は下に落として
案内された場所は
金箔の襖に金箔の壁紙、天井は色も質もいい木がぎっしりと使われていて…入る前にレンは立ち止まってしまった。
「わぁ…すごく綺麗な部屋なんですね!」
「ありがとうございます」
奈々はレンの御膳に案内した。
最初のコメントを投稿しよう!