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勝手に取るのはダメだと思いつつも
ひとけのない所を探す。
草を掻き分けて、なんとか小さなピンクの蓮を見つけた。
「あともう少し……!」
レンの指先が蓮に触ったか否か、僅かに触れたと思った途端…
ピンクの蓮が光りを放った。
「えっ!?」
思わず身体がビクッとなる。…と同時に命の綱の『草』をパッと離してしまった。
「わぁっ!!」
子供は頭が重い。
ドボンッ!!!
レンは一瞬にして池に落ちてしまった。
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