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高い山々が連なっている【ルバーブ連山】。その山道に、桃色のショートヘアの少女が歩いていた
彼女の名前はカノンノ。《アドリビトム》と言うギルドに所属している
カノンノ「さて、と。今回の仕事も、これで終わり!船に戻らなくちゃ」
すると、上空を何かが通り過ぎて行った
カノンノ「…!何だろう…。迎えまでまだ時間がある。行ってみよう」
カノンノは通り過ぎて行ったモノの後を追い掛けてみた
着いた先はルバーブ峠。それは空中にフワフワ浮いていた
カノンノ「何…、光…?」
光に近付き覗いてみると、中に人影らしきものが見えた
カノンノ「人…だ!?空から人が降りて…」
光はゆっくりと降りてきたので、カノンノは両手を上げ、光の中に居た人を抱えた。中に居たのは、オレンジ色のロングヘアーの少女だった
カノンノは少女をゆっくりと下ろし、目を覚ますまで少女の横で待った
―――数分後、少女は目を覚まし、上半身を起こした
カノンノ「気が付いて良かった。空から降りて来たんだもん。すっごく驚いたよ!あれは、何かの魔術なの?」
少女「…?」
少女は不思議そうに首を傾(かし)げた
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