篠原との再会

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『はい』 「…沢田です」 『あぁ、どうしたんだい?こんな時間に…』 「話しがあって…」 『…会って話そうか』 「はい」 『じゃあ、前の屋台に9時で』 「…はい」 俺は、電話を切った。と、電話が鳴った。 「はい」 『…沢田?』 「っ?!山口!?」 『よかった…、出てくれた…』 「…なに?」 『っ…、怒ってる?』 「別に。てか、京さんから聞いてねぇの?」 『え?あぁ、先生のこと?』 「…それで、なんで電話するのがこっちなんだよ…」 『…沢田がおぶって私の家まで送ってくれたって聞いたから…』 「あぁ…、礼?」 『うん。あと、話し出来てなかったから…』 「…明日」 『え?』 「明日、ちゃんと聞く。それでいいだろ?」 『や、…ダメだ!今じゃないと…言える気がしない……////』 「はぁ?…ったく、わかったよ。で、なんだよ?」 『……き…だ……////』 「え?」 『…好きだ////沢田が』 「なっ!!?////」 『三年前の返事。ちゃんと考えて出した答えだから。ちゃんと言っときたくて…』 「…じゃあ」 『極道弁護士…、待ってるからな!』 「………ふっ、ああ」 俺はにやける顔を隠しつつ、山口の電話を切った。
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