プロローグ

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あの日から1週間が経とうとしていた 康介は今、徒歩で下校中。5月になり、桜は半分以上は散っていた。散った桜の上をゆっくりと歩き、喋りながら帰っていた 康介の左右には1人づつ生徒が並んで歩いており、計3人で帰っていた。1人は自転車を押しながら歩いており、制服も違う。どうやら他校生の様だ。もう1人は康介と同じ様に徒歩で下校していた 康介はこの1週間、普通の高校生と殆ど変わらない日常を過ごしていた 変わった事と言えば、康介の体の中には精霊がおり、その精霊と、時々喋るぐらいだ。名前はウンディーネ。僕が最後と思っていた戦い、そう、主催者の後藤と戦っていた時に助けてくれたのだ その戦いに勝ち、バトルが終わったと思いきや、どうやら康介の戦いはまだ終わってないらしい そして明日からそのバトルが始まる とりあえず、康介が過ごしたこの1週間を振り返ってみよう
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