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そして、私はあの野郎を
一生許さないんだから…。
───絶対に!
復讐してやろうと
何度思ったか…。
でもね………
裕里
「そういうのは1番嫌いか。
あの子なら言いそうだね」
愛純
「あいつは優しすぎた。
純粋で、単純で……
いつも一途だった。
夢も叶えられないまま、
あいつは…───」
宮崎優也
「──久しぶりっすね」
愛純
「おまえ…。また来たか」
優也
「生きてる間は毎回来ますよ。
───6月2日は…」
裕里
「総体の前日だったね…。
あの子の夢の手前だったのに…」
愛純
「あいつ、今ごろ
どうしてるかな」
女
「こんにちは」
愛純
「! お~、来たね」
裕里
「じゃあ行こうか」
.
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