里の中から

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ドドドドド… 「クーラーイースー!!」 ドゴーーン!!! 朝から村一帯に大きな衝撃音がなりひびく 「グホッ!」 「やっと起きたわね!!」 「おはよう。スミル」 クライスは眠たい目をこすり上半身をゆっくり起こした 「おはようじゃないわよ!!もう約束の時間過ぎてるのわかってるの!?」 スミルは時計を指差し怒鳴りあげた クライスはまだ目がちゃんと覚めてないせいか 「約束?時間?」 と頭をポリポリかきながら答えた 「まだ目が覚めてないみたいね~…」 ペキッペキッ スミルは指をならしながらゆっくりとクライスに近付いて行く 「……!お、お思い出した思い出した!今日は里を抜けだして冒険する約束だったよな!!」 「思い出すのが遅い!!」 ベキッドカッ 「にぎゃ~~~~!!」 「またやってる…」 クライスとスミルより小さい少年が扉の陰から覗きボソッと言った 「ラメ、見てないで助けてくれよ!いててて!!ギブギブ!」 「ったく!本当にあんたって寝ぼすけね!」 「あぅぅ…ごめんなさい」 クライスはとりあえず服を着替えねばと奥の部屋にむかった 「スミル、とりあえず今日はどうするの?」 ラメは恐怖からかスミルと距離をとり質問をした 「そうねぇ… 結界が緩む日は今日しかないんだからどうしても今日にはでなくちゃね!」 そわそわした気分を押さえきれないのかスミルは 「クライスー! あんたどんだけ時間かかってんのよ!」 「剣が見当たらないんだよ!もうちょっと待ってくれ!!」
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