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「ハァッハァッハァッ」
三人は息をきらしながらも走りやっと洞窟についた
ラメは一度深呼吸をして
「スミル~、ここからどうやって里の外にでれるの?」そのラメの質問にクライスも
「本当だよ。ただでさえここは魔物もでるから里の人も中々近付かないのに」
スミルは二人の質問に
「大丈夫よ。このまえ本やらなんやらで調べたらこの洞窟の奥は外に通じてるみたいだし!
でもまぁ結界はあるから門番が洞窟と魔物に変わっただけなんだけどね」
スミルはケタケタ笑いながら答えた
(いやいや…勘弁してくれ…)
クライスとラメはこうなったスミルに何を言っても無駄と思ったのか
「行くならはやく行こうぜ」
「お~!!」
三人は洞窟の中へとはいって行った
洞窟の中はデコボコしており時折天井から落ちてくる水に驚かされていた
意外と洞窟の中は明るくデコボコした道も何の苦もなく歩いていける
「随分と長いなあ」
クライスは大声をだしたわけでもないのにその台詞は洞窟の奥の方で木霊となり、かえってきた
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