1.変な男

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鋭い目付きに、悪戯っ子みたいな笑い方が印象的 「あっ…」 言葉になんでかつまった 「もしかして、俺に惚れちゃった?」 「はぁ?違う違う!」 思い切り否定する 「お前、変な奴だなぁ。 俺に用もねぇのにここまで来たのか?」 そう言うとまた笑った 何で初対面の男に笑われてんのょっ 「伊織!」 未来が人混みかきわけて来た 「ふぅん…伊織かぁ」 おぃっ! いきなり呼び捨てかよっ 何なんだ!? 変な奴 「行こう」 未来が私の腕を強く引っ張って、強引にかきわけて学校に入った するといきなり 「伊織!ナニしてんの?」 「え…ナニって、人混みかきわけてたらあそこに…」 「本当?」 疑う未来 「何で?」 「伊織のタイプでしょ?」 えぇぇ!? 「いきなりナニ??」 「ダメだよ。あのタイプは泣きみるよ」 真剣な未来 「いきなりどうしたの?誰もタイプなんて…」 「うそ」
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