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バシッと軽快な音共に、左肩に軽い痛み
「よっモト、ビビりまくってる顔だなおい」
ニヤニヤといやらしい笑顔を浮かべている、ツンツンヘアーの長身で整った顔立ちの男
関田 優葉(セキタ ユウハ)
その後ろにギターケースを背負う、黒髪ショートの小さめの女の子
関田 柚葉(セキタ ユズハ)
僕はユウをジト目で睨みながら、
口を開く
「おはよ、ユウ、ユズ」
ユズに笑顔でおはようと返され
僕はまた言葉を発する
「ユウとユズは上手いから余裕なんだよ、僕なんか下手だから不安だらけだよ」
ユズはにっこりと
ユウはにやーっといやらしい笑みを浮かべ
両方が口を開く
「ありがとう、モト君」
「まぁそりゃそうだわな」
僕はユウにムカついたから蹴り、本当にユズは良い子だと感心し
無言で顔を前に向け、進もうとしたが
前を歩いている、ロングヘアーの女の子にぶつかってしまった
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