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キャッと小さな悲鳴をあげ、女の子が前に倒れる
「ご……ごめんなさいっ!!大丈夫ですか?」
僕は前に回り込み、目線を低くする
すると女の子がゆっくり立ち上がって涙目でこっちを見た
ぱちっと目があって
僕は呆然と見つめた、目は大きくて縁取る睫毛も長い、鼻筋の綺麗な鼻、ぷるっと赤い唇
一瞬、息がとまった。
すぐに我に帰り、口を開く
「ごめんなさい、大丈夫ですか?」
手を差し出し、女の子に問う
「大丈夫です」
と微笑みながら、僕の手を取って立ち上がった。
僕は、もう一度謝り
ユズとユウを置いて、足早に学校に向かった
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