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ユズと体育館に向かう
ユウとユズと僕は、スリーピースのバンドを組んでいる。
[FLYING FISH]
僕がギターボーカル、ユズがベース、ユウがドラムを担当している。
ユズと他愛もない話をしながら、歩いているとすぐに体育館に着いた
入学式用にセットされた、体育館内に入り舞台袖に急ぐ
先輩達に挨拶をし、自分の楽器を所定の位置に置く
「おっそいっ!!」
後ろからの聞き慣れた少し大きめの声に、振り向く
「なんだよユウ、お前は直接来たから早いんだろ」
素っ気なく言うと、ユウはつまらなそうな顔をして口を開く
「愛子せんぱ~い、朝モトが女の子の顔を顔真っ赤にしながら、見つめてたんですよー」
声を張り上げて、場にいる全員に聞こえるように言った。
愛子先輩が満面の笑みで、近づいてくる。
長めのポニーテールに、キリッとした目、美人と言うに相応しい顔立ちに、見事な出るとこは出て引っ込むとこは引っ込む、理想のプロポーションの165cmくらいの女性
顔を朱に染めながら、モトを見ながら口を開く
「モト君がどんな女の子を好きになろうが構わないんだからっ」
僕ではなく周りに言い放つと、まわりは大爆笑
特にユウは、ヒーヒー言いながら爆笑している
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