観覧車

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ぼくたちはその日本当によく遊んで、歩いて、笑った。 もう5時近くになっていた。 夏は日が長いのでまだ暗くなることはないが、帰りのバスの時間も考えるともうそろそろ出た方がいいかもしれない。 そんなぼくの考えを察知したのか、隣にいたみさきちゃんが言った。 「ラストにあれ乗らない?」 みさきちゃんが指差した先にあったのは観覧車だった。
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