ネズミくん

3/10
前へ
/49ページ
次へ
「ねえ、なに乗ろうか」 そんなぼくの心の苦悶など知らずに、みさきちゃんは明るい声で言った。 「そ、そうだな。みさきちゃんはどれがいい?」 答えてから後悔した。 こういうときは、ぼくがリードしなくちゃいけないんだった。
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加