ネズミくん

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ネズミ号を降りると、二人とも息が切れていた。 「山根くん、私よりも大きな声出してたよ」 みさきちゃんはそう言って笑った。 「ほんとに怖かったねえ!」 予想外のスピードだったとぼくも応じながら、上がってきたのとは反対の階段を降りていった。
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