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「あ、すみません………」
漆黒の腰まである長い髪をハーフアップにしていて大きな緑色のリボンで留めている。
見た感じを素直に言うとしたら大和撫子。
清楚な感じがその言葉にピッタリだ。
………見た感じ僕より年上っぽい感じがする………先輩なんだろうか?
正面が見えないから学年章が見えなくてわからない。
じぃーっとその人を見てたら
「さっきの………聞いてたの?」
「えっ………?さっきのって……?」
そういえばどうしてこの人1人でこんなとこにいるんだろう?
周りに幽霊も妖怪もいないし……
「あなた………名前は?見たところ一年生のようだけれど……」
「あ、九重鏡魅ですけど………」
「………………え?」
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