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な、なんだろう…僕のことを知っているのか?でも、そんな学園に広がるほど大したことをした覚えはないんだけど…
「そう……あなた鏡魅くんっていうのね……。」
自分に納得させるように僕の名前を呟いたその人……。
しばらく考え込むように俯いていたその人は、パッと顔をあげた。
「ねぇ、鏡魅くん!あなた部活は?」
「は、入ってないですけど…」
僕に近づいてきて、その人は僕をまじまじと見つめる。
……すごい綺麗な人だなぁ………なんて心で思ってたら
「鏡魅くん!ちょっと一緒に来てくれない!?」
見た目のおしとやかな感じは何処へ。
僕の手首を強引に掴んでその人は何処かに向かう。
「ちょ、ちょっと待ってください!急に何なんですか!?」
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