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けれど、妖怪となれば、ほっておけば他の人に危害を加えるかもしれない……。
僕は妖怪の類ではないことを祈りながらの声がした花壇の方へ足を進めた。
でも、そこにいたのは妖怪なんかじゃなくて―――――……
「幽霊…………じゃない?」
そこにいたのは
とても綺麗な女の子だった。
「人……?」
なんだか、実体もあるし、絶対人なのに……人ではないような雰囲気をまとった人だった。
制服からしてここの生徒なのもわかるのだけれど……
「私はちゃんと人よ。」
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