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テストを終えた俺は絶望していた。
「終わった…隆、終わったよ…。」
児玉はあざ笑うかのように答える。
「はは、僕は出来ましたけどね。課題テストが１教科だけで良かったです。」
「その１教科が分からなかったんだよ！テストがあることさえ！」
「話を聞いてないのがいけないと思いますが・・・。」
児玉が言ってることはイラつくが、間違ってはいない。
完全に俺の負けである。
そしていつものように１日を終えた俺は、たまった夏休みの宿題をまだ終わらせていなかったので、早く帰ることにした。
ちなみに俺も児玉も部活には所属していない。
「児玉、じゃあな、俺は先に帰るわ！」
「はい、気をつけて。」
この後に起きる出来事が何かも知らず・・・。
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