魔法

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夢音は目をつぶって集中する。 「んー・・みえます。あなたは・・あなたは・・え?」 夢音は凄い困った顔をした。 予想外の結果が出てきたのだろうか。 まさか魔王召喚とかそういうやつ? 「で、何だった!?」 「・・・あなたに魔力はありません。」 俺はその言葉を聞いたとき、よくわからなかったが凄いショックだった。 俺の前に天王寺が反応する。 「ちょ、ちょっと、どういうことよ!?人間はみんな魔力を隠し持ってるんじゃないの?」 「私にもわかりません。この人には魔力がありません。でも、何か強大な力がある気がします。」 俺は何も言えなかった。 強大な力があるとしても、魔法が使えなきゃ意味がないじゃないか。 俺はなんだかんだいって、魔法に興味があったんだ。 「残念ですが、エンブレムがあっても魔法は使えませんね・・・」 「そんな・・・」 俺は1人その夜考え込んだ。 魔法とは何なのか。 そもそも必要なものなのか。
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