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もう、その男の口から出るのはヤれた、ヤれないぐらいしか出ない。 「もう、身体だけの関係は?いやいや、それは俺のポリシーに反するし…」 ブツブツと自問自答しながら、流れる様に扉を締め、屋上のど真ん中に寝転んだ。はぁ…と吐き出される溜め息が空と一体になっていく。それを吸い戻すかの様に刹那に息を吸った。 「よし、決めた。次屋上来た人をカノジョにする」 そう言い、そしてヤる!と意気込んだ後、浅い眠りに就いた。
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