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カツン…カツン…
ゆっくりと階級を登る音。その合間に携帯を弄る音が聞こえる。
カツン………ガンッ
ふと止まったかと思った矢先、荒々しく出された足音。その足音でストッパーがハズレたのか、沸騰した水の様に急加速し、見えてきた扉を荒々しく開けた。
「くっそ、恵子のヤロー何が『ブランド物買ってくれたらヤッてもいいかなー』だ!買ってやったら即男作りやがって!」
空に向かって叫ぶその姿は正に青春の1ページである。
「もう1週間もヤれてねぇよ。ヤバイよ。睾丸破裂すんじゃね?」
台無しである。
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