3/34
3392人が本棚に入れています
本棚に追加
/293ページ
あまり進まなかったお酒も、時間がたてばどんどん呑めてくる 少しずつアルコールが回って、目がスッキリしない 「宏樹くんに電話してみればぁ~?ちゃんと聞かないと…後悔するよぉ?」 少しずつ残った食べ物をちまちま摘まみながら、だいぶ酔った菜月が言った あたしだってそうしたい 電話したい 声だって聞きたい あの優しい笑顔だって… あたしの物だったのに 泣けてきた お酒のせいにした 宏樹くんに、会いたい
/293ページ

最初のコメントを投稿しよう!