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あまり進まなかったお酒も、時間がたてばどんどん呑めてくる
少しずつアルコールが回って、目がスッキリしない
「宏樹くんに電話してみればぁ~?ちゃんと聞かないと…後悔するよぉ?」
少しずつ残った食べ物をちまちま摘まみながら、だいぶ酔った菜月が言った
あたしだってそうしたい
電話したい
声だって聞きたい
あの優しい笑顔だって…
あたしの物だったのに
泣けてきた
お酒のせいにした
宏樹くんに、会いたい
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