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でもまだ宏樹くんが引っ掛かってた 引き摺ってた だから 無理矢理彼氏を作った 好きじゃなくても、好きになる 迎えに来てもらうのはあの公園…じゃなくて、駅 少し遠いけど、公園で車を待つと、宏樹くんを期待してしまうから 携帯が鳴った 「はい」 『ついたぁー』 「うん」 駅の外には悟史の車が停まってて、近付くと、手を振ってきた 助手席のドアを開けて、座る 「佐和ちゃん今日も可愛いぃー惚れ直した」 「はは…」 悟史は…いつもこんな感じ 初めて会った時も、その次も、いつもお酒が入ってたから、普段からこんなにテンションが高い事は知らなかった 「とりあえず呑む?今日は代行するし」 「うん、いーよ」 「よーし」 身体が大きく動く 悟史の運転は、ちょっと荒い 宏樹くんはゆっくり発進してたな…
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