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康介が菜月ちゃんに電話する
案外近くに居たらしく、すぐに合流した
菜月ちゃんの隣に居る女の子をチラっと見た
ふわっとした髪の可愛い子だった
幸せしか知らないような、素直そうな、まだ何も知らない子だろう
俺が今まであえて避けて来たタイプだ
自分の思ってる事は出さないように、今日は過ごそう
…しかし康介が居るとやりにくい
俺は康介と女を交えて遊ぶなんてのは、した事がなかった
菜月ちゃんからの注文でコンビニに立ち寄る
康介と菜月ちゃんだけが降りる
そういえば挨拶もしてなかった事に気付いた俺は、振り向き、おはようと言ってみた
俺が声を掛けたことにビックリしたのか何なのか、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔してる
そうかと思えば視線をずらす
愛想良くしたつもりだったんだが…
変なヤツだな
それとも緊張してるのか…俺が怖いのか…
メールも電話も普通だったのに
まぁ
からかい甲斐がありそうだな
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