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「わかった。」
そういうと、あやはサンドイッチとジュースを片付けて、カナリアに手を振った。
「また、会いましょうね、カナリアさん!」
ホワイキーは、その姿を見て微笑んだ。
「ほんとに大きな木ね。」
あやは、木の幹にそっと触れた。
ホワイキーも触れてみた。
脈打っているように、木が生きてるのを感じた。
強く、たくましく、繊細に…。
あやは、腕にはめているブレスレットをはずした。
「どうするの?」
「この木の下にうめるの。」
「だれかに取られたら、どうするの?お母さんのかたみでしょ。」
「大丈夫よ。カナリアさんとこの木が守ってくれるから。」
「そうだね。」
「うん。」
あやは、微笑んだ
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