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陽が真上にあった。
もう少し、奥の方へ行くと森を抜けて、広い草原が広がっていた。
「わー!」
あやは驚いた。
山々が、そびえ立って左には森、右手には海が広がっていた。
「きれい…」
あやは、そういうとぴょんぴょんはねながら、歌を歌った。
「なんの歌?」
「教えない。」
「ひどいな。」
「空と海と草原とホワイキーの歌。」
「僕?」
「そう。」
あやは、優しく微笑んだ。
「もう、あやは…」
と言って、ホワイキーははにかんだ。
ぴょんぴょんはねながら、木の棒を持って、まるで魔法でもかけているかのように、あやは歌を歌った。
ホワイキーは、あやを追いかけた。
海が、陽の光に当たって、黄色に染まっていた。
森は、太陽の光を浴びて、輝いていた。
二人は、夕方まではしゃいで遊んだ。
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