第一章 ホワイキー

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あやは、泣いていた。 両親が、兵士たちに殺されたのだ。 一人きりになってしまったあやは、途方に暮れ、生きる望みを失ってしまっていた。 「いつまで、泣いてるの?」 「えっ?」と振り返ると、白いきつねがいた。 「あなたは、どこから来たの?」 「君を助けにきた。君は、不思議な力を持っているようだね。その力は、いずれ人々を救いに導くだろう。あや。」 「どうして、私の名前を?」 「僕は、君のことなら、なんでも知ってる。」 「あなたの名前は?」 「ホワイキー。」
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