【学生時代】

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体育館の前に生徒指導の永井が立っていた 「佐伯先生! 遅いですよ! もう始業式始まってますよ(怒)」 「すみません!」 夕紀美は『やっぱり教師だったんだ』と思いながら2人のやりとりを見ていた 「あの~永井先生! この人が遅くなったの私のせいなんです」 「んッッ? 一ノ瀬か! ……お前も始業式始まってるぞ(怒) それに教師に向かっでこの人"はないだろ(怒)」 永井は苛立っていた 「永井先生……実は私が貧血を起こしちゃって廊下で座り込んでたんです! それで通りかかった佐伯先生が心配してくれて……」 「そうか! もう大丈夫なのか?」 「少し休んだので気分も良くなったから大丈夫です!」 「じゃあとりあえず席に着きなさい! あまり無理するなよ! あと佐伯先生も、新任の紹介があるから中に入って!」 そう言うと永井は先に体育館の中へ入っていった
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