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僕の名前はカナト=キサラギ。新しくこのランドローズ学園にきた転校生です。
「カナト、入学おめでとう。」
そして、僕の隣を歩いて祝いの言葉を言ってくれたのはマーク=ド=アルバス先生。何度頭を下げても足りない僕の恩人だ。
「ありがとうございます。先生がいなかったら僕はこんな名門の学園には来れませんでしたよ。」
そう、マーク先生は弱冠二十歳にして全属性の魔法をレベル3で使える天才で、世界でも五本の指に入る実力者だ。
おまけに美形だし…
そんなマーク先生の顔に泥を塗らないためにもよりいっそう頑張らないとな。
「気にするな。学園に入れたのは君の実力が正当に評価された証拠だ。何も恥じることはない。」
やっぱりマーク先生は優しいな、僕が女の子だったら絶対に放っておかないのに…未だに独身なんだよね。
「まあ、分からないことがあったら何でも聞いてくれ。んで。カナト、ここがこれから一年間通うことになる2年のAクラスだ。」
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