…ノ エ ル…

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雪の降る 酷く寒い12月の日 きみからの突然の着信 「どしたの?」 思わず漏れたあたしの声には たぶん ヒビの入った星が混じってた 「いまから行っても良い?」 きみの声にも 黒い星が滲んでいた ベ-スを担いで 革ジャンのジップをちゃんとしめて いつものバイクで 履き馴れたブ-ツ はやくおいで 午前3時と半分くらい 抱き締めてあげる はやくおいで  
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