桜の記憶
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人間は愚かだ。 あれだけの速さで進歩したのだ。滅ぶのも同じ……いや、それよりも速い。 土にも力は無い。枝にも葉にも力が入らない。私もここまでだろう……もう二度と薄桃色の花を咲かす事は出来ないだろう。 それでも何も感じない。ただただ疲れた。それだけだ…… 次に意識が戻るかは分からない。 一つだけ願おう。人間はもう見たくない。 その想いを内に閉じ込め、私は目を閉じた。
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