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ちょっと、ちょっとちょっと山田さん、そりゃないぜ。
カタカタと慣れたように携帯を操作する山田を目の前に、顔面がかぁっと熱くなる。わかってる、日差しのせいなんかじゃない。
「っ、おれ帰る!」
「………」
もう、やだ。
なんで、おれはいつもうまくできないの。
伝えちゃえばすべてが終わってしまうってこと、ちゃんと分かってたはずだったのに。
やっぱり止めれば良かったんだ。
もっと早く、やめれば良かったのに。山田をすきなことも、全部全部。
「おいっ、」
逃げるように駆け出すと後ろから聞こえた山田の声。つかまれた腕を振りほどけず、どうしたらいいのかわからずに、俺は立ち止まって俯いた。
「俺も、すき」
「………………………へ、」
「へ、じゃねーよ」
山田の言葉を理解出来なくてぽかんとしている内に、勢いよく引き寄せられて、気付いた時には山田の腕の中にいた。
「てことでとりあえず、もう大貴は俺のもんだから。」
《ラブメール、送信しました。》
(つーかお前鈍すぎ)
(なにが?)
(まわりの奴らが気付いてたの知らなかっただろ?俺らが両想いなの)
(へ、……はぁぁああああっ!!??)
(まあ俺も気付いてたけど。)
(……この性悪男め)
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学ぱろかくの楽しい!
まえやってたHPでもこんなような話かいたなぁ…と懐かしい思い出w
お友達にアイデアをもらいました(*´ω`*)
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