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この殺人サイバーだったライラに新たにプログラムしたウラン・トルーパーのおさがりプログラム
ウラン・プログラムはレスナ博士が考案したモノで、より人らしく振る舞うように設計がなされたプログラムだ
人を好きになり恋をする
好きな人の前では人間のように照れたり素直になれなかったりする
従来のサイバーと大きく違う所は
従来のサイバーはプログラムを100％使い切れるよう設計されている
ゆえにサイバー自体がプログラムの設定範囲を超える事ができず年と共に改良がなされマイナーチェンジやフルモデルチェンジされ型遅れの使い古しはスクラップへとたどる運命だった
一方、レスナ博士が考案したウラン・プログラムはプログラムの60％しか設定がされておらず“余白スペース”なるものが存在する
それに自己学習向上意識機能が搭載されており
己の失敗や経験を学習し、より良い生活ができるように設計されている
つまり、時代に応じて自ら勉強をし進化させる
残りの“余白スペース”なるものは自らが勉強しスペースを埋めなくてはならないのだ
しかも、このスペースは余り使用しないでいると自動的に消去されるしくみになっていて…
まるで人間が
「なんだっけな？」
と、忘れる行為に酷似している
常に勉学を怠る事を許さないプログラムといえよう
従来のサイバーでは次時代のサイバーにはかなわなかったが、このウラン・プログラムでは永年に通用するとされた新たなファジータイプのプログラムだ
サイバーが超えることが出来なかった100％の設定範囲をこのウラン・プログラムは超えることが可能であった
努力をすれば、の話なのだが💦
ウラン・プログラムの恋をする機能についてはレスナ博士とラズベリー弁護士しか知らない機密事項であり
可哀想に？プログラムを入力したカイザーは全く知らされていなかった…
ライラは最初からつまずき失敗を繰り返す
ローラ達はサイバーと暮らした経験はなく、ロボット感覚で生活を共にする
カイザーはウラン・トルーパーと生まれた時からのお付き合いでよく熟知しており
ライラを人間の女のコの様に扱った
カイザーとローラ達との接し方の違いに
ライラはカイザーに対して恋心を抱く様になる
初めは60％の設定しかされていないライラは他のサイバーに比べると、かなりの低級サイバーの様に見えていた
😓心配な作者です💦
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