新しい毎日

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洋「副社長、どうなさいましたか?」 母「秘書が、スケジュールをダブルブッキングしてしまって困ってるの。 どちらも大事な方なのよ。福永社長と、戸田社長。」 洋「予定はいつ?」 秘書「明日の夜6時です。」 洋「花森。俺の予定はどうなってる?」 サ「はい、明日の午前中以外は何もございません。」 洋「そうか、副社長。福永社長の件、私にお任せ頂けませんでしょうか?」 母「えっ?」 洋「福永社長は、息子さんがおり、私くらいの年齢の筈。きっと、私が伺った方がうまくいくこともあるはずでは?」 母「専務、あなたにやりきれるの?」 洋「自信がなければ、申し上げません」 母「そう…。あなたに任せましょう。」 洋「ありがとうございます。」 秘書「専務!申し訳ございませんでした、以後、このようなミスが…」 洋「大丈夫、人は誰でもミスをします。それをどうカバーしていけるかが大事だと、思っています。きっと、あれだけ怒鳴られたら、あなたはきっと同じミスをしませんよ(笑) 気の強い副社長ですが、よろしくお願いします。」 秘書「ありがとうございます!!」
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