信じてる

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サ「あなたが書いてくれた手紙、絶対に洋平さんはそんな事言わないって思える事ばかり書いてあった。それに、写真もちゃんと良く見れば洋平さんは眠ってる。そう分かった。」 花梨「抱き合ったまま眠ってしまう事だってあるでしょう!?」 サ「うん、あるよ。でも、そういう時の洋平さんの寝顔はもっと笑ってる…もっと幸せを感じる表情をしてる。この写真に、幸せは感じない。だから、私は洋平さんを信じて今、ここにいる。」 母「サクラちゃん…!!」 お袋はボロボロ泣いてる…きっとサクラがこの言葉を言うためにいっぱい傷付いて悩んで来たからだろう。 花梨「分かった…洋平様は諦めるわ…」 ―えっ? 花梨が泣いてる…嫌、泣いてる様に見せてる。 花梨「サクラさん、あなたの勝ちよ。」 そう言うと、ナイフを持つ手を下ろす。 花梨「最後に握手して?」 サ「うん!」 満面の笑みのサクラ。 ―何かおかしい 花梨が泣き真似を止めて、一瞬、ニヤッと笑う ヤメロ!! 洋「離れろー!!サクラ!」 ―ドン!!
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