信じてる

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―あの手術の日から1ヶ月。まだサクラは目を覚まさない。 医師は、意識が戻るまでは安定してないと言う。 実家のご両親は1週間くらい経ってから帰って行った。 俺は社長の許可もあり、ずっと病院に付きっきりだ。 父「サクラさんが目を覚ました時、そばにいてやりなさい。」 そう言ってくれた。 サクラからは全く反応はないが、俺はサクラのそばであーでもない、こーでもない、こんな事件が起こった、こんな物が流行ってる、そんな事を話し続ける。俺の日課だ。 独り言じゃない。目の前にいるサクラとの会話だ。 ある日、珍しい客が来た 琢也「おーすっ!」 えり「サクラ!?」 そう。昔からの連れの琢也。そして連れの妹のえり。 心配かけるからあまり言わなかったんだが、こいつらくらいは良いだろうと話したら早速来た。 洋「暇人。」 琢「はぁ?サクラー!!こんな冷酷人間やめて、俺にしとけ(笑)」 洋「止めろ!そんな事サクラに話すな!」 琢「嫌やなぁー、独占欲の塊の男ってー(笑)」 え「サクラ、ずっと眠ったまま?」 洋「…あぁ。」
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