信じてる

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福「サクラさんには…大変な事をしてしまって。本当に申し訳ない。」 洋「サクラは大丈夫です。きっと花梨さんの事も、恨んでないと思います。」 俺は何故かそんな事を口走った。 憎んでるかもしれない…そうは思えなかった。 しばらくして福永社長は帰って行った。 俺はゆっくりサクラの手を握る 洋「サクラ?あんな事、福永社長に言っちゃったよ。俺、サクラの気持ちを代弁できたか?サクラ…サクラはどう思ってる…?」 ―答えないよな(笑) いつもそうだ。サクラは本当に眠っていて、話し掛ければ起きそうな気がしてる。 どんなに話しかけても答えないサクラに、ふと悲しくなる… 洋「サクラ?福永社長見えたか?すごい痩せてたな。サクラは花梨を恨んでるか?サクラはそんな事ないって、言いそうだと思って、ああ答えたんだ。サクラ…」 ―ピクッ えっ?
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