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今、反応した…よな!?
突然だったから、気のせいか?嫌、そんなことない。
洋「サクラ?サクラ!?」
手を握り、少し揺さぶってみる。
―ピクッ
洋「やっぱり!動いた!サクラ?サクラ!?先生!来てください!」
それからすぐに医師と看護士は来た。
医師「花森さん?花森さん?」
洋「サクラ!」
ゆっくりと目を開けるサクラ。
医師がサクラの意識の確認してる間も、俺は決して手は離さない。
医師「もう大丈夫でしょう。ご安心ください!」
洋「ありがとうございます!」
サ「よっ…ぃ…さ…」
洋「サクラ!!良かった…
俺は信じてた。サクラを。」
まばたきで“うん”と答えてくれる。
ずっと聞きたかったその声…
ずっと見たかったその瞳…
ずっと感じて欲しかった俺の想い…
愛してる…
――――
洋「こらっ!!またこんな所に居る!体冷えるだろ?」
サ「だって、ここ気持ちが良いんだもん!」
洋「それは分かるけど、わざわざ屋上で本読まなくても(笑)」
サ「わたし…変?」
洋「ううん。慣れた!」
サ「ひどーい!」
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