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「……やっぱりね」
「何がやっぱりなんスか!」
「明日から、あなたの事を『計画性なさ男』と呼ぶわ」
「イジメ以外のなにものでもない!」
「これは生徒会会長として決定された事なの。もしあなたを本名で呼ぶような奴が現れたら、厳しく罰します」
「そんな事なら、もう一生名前を呼ばれなくてもいいっ!」
「あぁああああッッ!!」
突然、片桐が悲鳴のような声をあげる! 一体何が起こったというのだろうか?!
「どうした、片桐!」
「せ、先輩……今計算をしていたら、なんと数字が……」
「数字が……? 何か問題でも――」
片桐が指さす部分を見てみると……
『4545072』
「……しこしこおな――」
「口に出していうんじゃねぇッ!」
横から入ってきた相馬にツッコミを入れる俺。
「ハァ……ハァ……ハァ……ッ!」
「お前も何やってんだ片桐ッッ!!」
「そう目くじらをたてるものじゃないわ、血管が切れるわよ、計画性なさ男」
「明日からの予定が既に呼ばれているッ?!」
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