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「逆恨みはよくないわよ?」
「肩を叩くんじゃない! 哀れんだ目で俺を見ないでくれ!」
しかし相馬の結果にも俺は驚いてしまった。冷静で判断力のある人にライバル意識……
……こいつ以上に冷静な奴だと? それはもはや冷静どころか、死んでるんじゃないか?
「会長は何番を選びました?」
「私は『④体力が落ちた』ね」
「控えめでコツコツ頑張る人にライバル意識……確かに会長とは真逆の存在ですよね」
「ええ。そんな奴はプチッと潰してやりたくなるわ」
……さすがは天性のドSだ……
「とはいえ、最近私も体力が無くなってきてね。エクササイズでもしようかと思っているの」
「エクササイズですか、今流行っていますもんね」
「もしよければ、協力してくれないかしら?」
「ええ、別に構いませんけど」
「ありがとう。では、そこに四つん這いになってちょうだい」
「よ……四つん這い……?」
恐る恐る四つん這いになる俺。そして会長が手にしているのは――
「……会長、その鞭は一体」
「私が独自に編み出したの。これぞ……『調教エクササイズ』よッ! さぁ、いい声でお鳴きなさいッ!!」
――ピシィイイイッッ!!
「ギャアァァアアアアアッッッ!!!!」
……この奴隷生活から、いつ脱出出来るのだろうか……
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