もう1度、貴方に逢えるなら

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『あっちいきなさい!』 『あたしがまもってあげるから!!』 『もう、だいじょうぶだよ!』 『うっ…。ひっく…、こ、こわいよ…!』 あの日から私は、お転婆と強さを捨てた。 私の強くあろうとしたことが、あの人を傷つけてしまった。純粋だった彼のココロをズタズタに引き裂いてしまった。 だから、私は決めた。 強さなんか、いらない。 もう1度貴方に逢えた時、今の私を見てもらうんだ。  
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