*これはとある港町に住む高校生達のちょっとした暇潰しから

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~俺の名前は後田 前田(うしろだ まえだ)。 どこにでもいる、いたって普通の男前だ。 :とか言う冗談はさておき……。 現在俺は人生最大の窮地に立たされていると言っても過言ではない。 +県立胡麻塩高校から帰宅した俺は 家の前に大量のダンボールが積み上げられていることに気付いた。 「なッ、なんだこれ………!」 驚きのあまり立ち尽くす俺。 慌てて玄関に入るも、廊下の先までダンボールだらけである。 階段を駆け上がり、自室のドアを叩きあけると、やはりダンボールジャングル。 後田家の全域が謎のダンボールによって埋め尽くされていた。 #「こっ、これは一体…」 パニクる頭をかきむしり おもむろに目の前のダンボールの一つを開けてみる。 *黒い光沢のある中身を目にした俺は、一瞬呆気にとられながらも、懐かしい記憶が頭の中を駆け巡った。 そう、中身は…
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