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「……本物だったらお前は当て落とすのか…」
小鳥遊のツッコミに倉田初春はUFOを抱えて振り返り、眠たそうな目を小鳥遊に向ける。
「…化けの皮剥がれたな」
倉田初春のニヤリとした笑みに、小鳥遊は素になっていたのにようやく気付きサッと青ざめた。
(やべっ!一応気を付けてたのにやらかしちまった!)
だけど倉田初春の言葉からして、小鳥遊の正体に少なからず勘づいていたのだろう。
(勘の鋭いやつめ…)
倉田初春の前で演技はもう無駄だと思い、溜め息を吐き出した。
「…ったく。だからお前と関わるのは嫌だったんだよ」
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