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小鳥遊は渋々といった諦め顔で倉田初春を軽く睨む。
「俺はそっちのお前の方が良いと思うけどな」
倉田初春はUFOの造りに興味を示していると、倉田初春の前にいつの間にか王色が来て手を差し出している。
「……倉田初春…返して」
王色はまだ怒っているのか若干まだ眉が寄っている。
「…つーか誰だあんた。なんで俺の名前知ってるんだ?」
倉田初春はUFOを返すと、王色はUFOの白球によって軽くヘコんだ所を撫でた。
「新入生やろ?うち…人の名前覚えるの得意なんよ」
王色はUFOが意外と軽傷だった事が判ると、口調が少しだけ柔らかくなった。
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