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「俺が頼まれたんだから最後まで責任もって持ってく。それにあんな量…一人で持てないだろ?」
倉田初春はチラリと資料の山に目を向ける。
確かに一人で一回で運びきれる量ではない事は一目で判る。
くそ真面目なやつ…
小鳥遊は倉田初春の真面目な性格に呆れたが、同時にちょっとだけ『いいやつかも』と思う。
小鳥遊にとって苦手な事に変わりは無いが、本性を見破られた事は大分小鳥遊の気を楽にした。
見破られても小鳥遊はまだきっと『遊び』は続けるだろう。
『遊び』
それはもう小鳥遊にとってルーチンワークに近い。
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