UFOと倉田初春の白球

24/26
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
「俺が頼まれたんだから最後まで責任もって持ってく。それにあんな量…一人で持てないだろ?」 倉田初春はチラリと資料の山に目を向ける。 確かに一人で一回で運びきれる量ではない事は一目で判る。 くそ真面目なやつ… 小鳥遊は倉田初春の真面目な性格に呆れたが、同時にちょっとだけ『いいやつかも』と思う。 小鳥遊にとって苦手な事に変わりは無いが、本性を見破られた事は大分小鳥遊の気を楽にした。 見破られても小鳥遊はまだきっと『遊び』は続けるだろう。 『遊び』 それはもう小鳥遊にとってルーチンワークに近い。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!