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・・・・ひとーつ
『キヨ』
・・・・ふたーつ
『――ごめんな』
・・・・みーっつ
『愛してる』
―――ウソツキ
氷の溶けかけた果実酒を見ながら、キヨはグラスに映る自分の顔を見つめた。
「ひっどい顔・・・」
お酒のせいで頬はむくんでいたし、目には小さな小ジワとくっきりとした隈が出来ていてキヨの年齢を5歳は上げていた。
以前の彼女を知る人には信じられない変貌だろう。
確かにここ最近キヨはよく眠れてはおらず、仕事から帰っては酒に手を伸ばす毎日を送っている。
彼女がこんな生活をするようになった原因は三ヶ月前のことだった―――。
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