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ある日から兄ちゃんは変わった 学校から帰りいつものように兄ちゃんとゲームをして遊んでいたら 兄ちゃんは俺の体の至るところを触りたくった 毎日毎日… 嫌だったけど嫌われたくなくてもう一人になりたくなくて必死に耐えた そんな状況に誰が気づいてくれる訳じゃなく ただ必死に耐えた そんな日々が約一年たった そんな春の日宏太兄ちゃんが家に遊びに来たんだ そんな事はじめてだったから嬉しくて久々の宏太兄ちゃんにたくさん甘えた でも次の日学校から帰って来ると家の近くの大きな桜の下に人だかりが出来ていた 興味本意で近付くと綺麗に桜が舞い散る中見えたのは 身体中から血を流し倒れている宏太兄ちゃんだった 桜は赤く染まり宏太兄ちゃんをきれいに写した 大好きな宏太兄ちゃんが… その後の事はよく覚えていない 気がついたら朝になっていた 目を冷ますと兄ちゃんが居た ただどんなに辛かろうが兄ちゃんは俺をベッドに押し付けた 兄「これで邪魔者は居なくなった…」 俺は怖くなった まさか…まさか… 兄ちゃんの顔がどんどん近づいてきて もうダメだ…そう思ったとき ドタドタと足音がして警察が部屋に入ってきた 一瞬で暴れる兄ちゃんを取り押さえて連れていこうとした が、兄ちゃんは暴れて俺の名前を叫んでいた 兄ちゃんは刑務所に入れられ 俺は施設に入れられた ひとりの孤独と兄ちゃんが身体中を触りたくった感触 兄ちゃんの叫び声… そして宏太兄ちゃんの死… 俺は狂った 自分が怖くなった 施設に入って間もなくこんな話を聞いた 兄ちゃんが刑務所で自殺をした…と 俺は施設を飛び出した 俺はなんて奴なんだと 自分も他人も信じられなくなった俺は 自分を自分の殻に閉じ込めることにした 怖くなってしまったんだ 人に触れられる… ましてや触れるなんぞ… 俺は人殺しだ… そう自分を押し込めてきた 、
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