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健人サイド 健「はぁ…ドキドキする…」 俺、中島健人はここ「桜花学園」の入学式にやってきた 名前の通り綺麗な桜がたくさんあって綺麗な学園だ 全寮制男子校で小学から大学までのエスカレーター式の学園 俺は高校からの外部入学生で 周りはほとんどが小学からのやつが多い なぜ俺がこんな男しか居ないむさ苦しい所にわざわざ入学したかと言うと 憧れの人が居るから つか一目惚れってやつ? 俺が中学の時ここに入学した友達にここの学園祭に誘われて来たんだ でもそんときイベントやってて人が多くて友達とはぐれたんだ それで迷って学園内さ迷ってたら、裏庭に来ちゃってて そこで舞い散る桜の中桜を見上げてる涼介君が居たんだ… スゲー綺麗で…それで一目惚れしたっわけ でも、ただ綺麗ってだけじゃなくて… なんか寂しそうっていうか…辛そうな泣きそうな…そんな顔だった… だから話しかける事もできなかった… 涼介君がこの学園に来てから笑ったとこを一度も見たことないって言ってた 綺麗でどの学年にも人気で有名で、でもどこか冷めてていつも無表情、何があっても表情を変えない… だからこの学園で涼介君は氷の天使って言われてるんだ だからあの時あの涼介君の顔が今でも忘れられないんだ… どんな表情でも良い、涼介君会いたさにこの学園に入学した さあ入学式だ クラスは成績で決まるらしい 俺はS組だ 受付で渡された番号順に席に座った あ~風磨一緒のクラスだと良いなぁ 、
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